お金
単身女性でも住宅ローンは組める?
mai|二級建築士
ひとりで家を考え始めると、
「住宅ローンって、一人でも組めるの?」「いくらまで借りられるんだろう?」
ということが気になってきます。
住宅ローンには収入や年齢、ほかの借入れなどによる審査があり、条件は金融機関や商品によって異なります。
でも、私がそれ以上に大切だと思っているのは、
いくら借りられるかではなく、いくらなら無理なく暮らしていけるか。
ということです。
家を建てたあとも、人生は続く
家を建てたからといって、そのあとの人生が住宅ローンだけになるわけではありません。
旅行にも行きたい。趣味も楽しみたい。好きなものも買いたい。将来のために、貯蓄や投資も続けたい。
家は暮らしを豊かにするために持つものなのに、住宅ローンの返済で毎日の暮らしが苦しくなってしまったら、少し違う気がします。
だから私は、
「借りられる額」と「暮らせる額」は違うと考えています。
住宅ローンを組む前に、これからどんな暮らしをしたいのか。
家以外に、どんなことにお金を使いたいのか。
そこまで含めたライフプランから、家にかけられる金額を考えることが大切です。
1坪の違いも、積み重なると大きい
家づくりをしていると、
「あと1坪くらい広くしてもいいかな」
と思うことがあります。
でも、たとえば建築費を坪80万円と仮定すれば、1坪小さくするだけでも約80万円の差になります。
2坪なら約160万円。3坪なら約240万円。
もちろん実際の建築費は、仕様や建物の形などによって変わるので、単純に坪数だけで決まるものではありません。
それでも、
「なんとなく広くする」ことにも、お金がかかる。
ということは意識しておきたいと思っています。
土地も、大きければいいわけではない
同じことは土地にも言えます。
たとえば土地が坪30万円の地域なら、
30坪の土地と50坪の土地では、20坪の差。
単純計算では、土地代だけで600万円の差になります。
ひとりの小さな平屋なら、必ずしも大きな土地を持つ必要はありません。
建物を必要な大きさにすることで、土地も必要以上に大きくしなくていい。
家を小さくすることは、建物だけでなく、土地を含めた総額を考えることにもつながります。
小さいことは、お財布にもやさしい
FOR ONEが小さな家を考えるのは、単に「安い家をつくりたい」からではありません。
必要のない部屋をつくらない。なんとなく広くしない。土地も必要以上に持たない。
そうすることで、住宅ローンの借入額そのものを抑えられる可能性があります。
毎月の返済負担が少し軽くなれば、その分を旅行に使ってもいい。趣味に使ってもいい。投資や貯蓄に回してもいい。
家にすべてを使わず、人生のほかの楽しみにもお金を残しておく。
それも、小さな家の大きなメリットだと思います。
ローンを組むのは決断。でも、家はパートナーでもある
住宅ローンを組むことは、ひとりであっても、家族であっても、大きな決断です。
だから怖さがあって当然だと思います。
でもその一方で、家はこれから何十年も、疲れて帰ってきたときに休む場所になり、安心して眠る場所になり、好きな時間を過ごす場所になります。
家は、ただ返済していく「ローン」ではなく、これからの暮らしを一緒につくっていくパートナーでもあります。
だからこそ、背伸びをして大きな家を持つのではなく、
自分の暮らしにも、お財布にもフィットする家を選びたい。
借りられる額より、暮らせる額。
住宅ローンでいくら借りられるのかは、もちろん大切です。
でも、家を建てた先にあるのは、住宅ローンではなく、自分の暮らしです。
家を持ったあとも、旅行をして、好きなことをして、将来にも備えていける。
そんな暮らしを守れる金額から、家の大きさや土地、予算を考えていく。
借りられる額より、暮らせる額。
FOR ONEでは、家を建てることだけではなく、その先の暮らしまで一緒に考えたいと思っています。