FOR ONE
一人暮らしの家は、何坪あればいい?
mai|二級建築士
一人で暮らす家を考えるとき、
「何坪あれば足りるんだろう?」という疑問が出てきます。
小さい家なら、10坪以下でもつくることはできます。スキップフロアのように高低差をつけたり、空間を立体的に使ったりすれば、床面積以上の広がりや居場所をつくることもできます。
でもFOR ONEでは、これから長く暮らしていくことを考えて、基本は平屋。そして将来も無理なく暮らせるよう、床にはできるだけ高低差をつくらないことを大切にしています。
そう考えると、ある程度の床面積は必要になります。
FOR ONEでは、11〜15坪をひとつの目安に
平屋で段差をつくらず、眠る。食べる。料理する。身支度をする。くつろぐ。ときには人を招く。
そんな毎日の暮らしを無理なく受け止めようとすると、FOR ONEでは11〜15坪ほどを、ひとつの目安にしています。
小さければ小さいほどいい、ということではありません。
物理的な床面積があるからこそ、身体が自然に動けたり、落ち着ける居場所ができたり、暮らしに余白が生まれたりすることもあります。
広ければ広いほど、豊かになるわけでもない
反対に、15坪を超えてくると、ひとりの身体スケールに対して空間が少しずつ余り始めることがあります。
もちろん、趣味や仕事、来客など、暮らし方によって必要な広さは変わります。
ただ、なんとなく広くした結果、使わない部屋ができる。移動する距離が増える。掃除や管理をする場所が増える。そんな「ゆとり」が、いつの間にか「無駄な広さ」になることもあります。
FOR ONEが大切にしたいのは、広さそのものではなく、自分の身体や暮らしに、きちんとフィットしていること。です。
何坪必要かを、最初に決めない
だからFOR ONEでは、「一人暮らしなら13坪」「1LDKなら15坪」
というように、最初から坪数を決めて家を考えることはしません。
まず知りたいのは、今の暮らしです。
平日と休日を、どんなふうに過ごしているのか。家の中で、どんな時間を大切にしているのか。今の住まいで、何にストレスを感じているのか。人を招くことはあるのか。これから暮らしがどう変わっていきそうなのか。
そうしたことをひとつずつ読み解いていくと、必要なもの。必要ではないもの。それぞれに必要な広さ。場所と場所のつながり。が少しずつ見えてきます。
その先に、あなたに必要な坪数があります。
一人暮らしの家、13坪半というひとつの答え
私自身の暮らしを読み解いて考えた家は、13坪半でした。
しっかり眠れる場所がほしい。料理を楽しみたい。ときには人を招きたい。光や緑を感じたい。ひとりでも安心して暮らしたい。そんな暮らしをひとつずつ考えながら、必要な場所と広さを組み立てていった結果です。
13坪半に合わせて暮らしを削ったのではなく、自分の暮らしに必要なものを集めたら、13坪半になった。という感覚に近いと思います。
大切なのは、数字よりも自分に合っていること
一人暮らしの家に、何坪必要なのか。
FOR ONEでは、11〜15坪ほどをひとつの目安にしています。
でも、本当に大切なのは、その数字に家を合わせることではありません。
自分に必要なものを知り、必要な広さを知り、心地よいつながり方を知る。
何坪必要かは、暮らしを読み解いたあとに見えてくる。
それが、FOR ONEの家の広さの考え方です。